そもそもオフィスチェアとは?
オフィスチェアとは、執務作業中のユーザーにとって「長時間のデスクワークに適した椅子」のことで、ユーザーの姿勢を正しく保つために多くの機能が備わっており、耐久性のある素材をもとに長時間座っても疲れにくいよう工夫されているといった、「快適性と体のサポート」を重視して設計されております。
オフィスチェアの導入は「業務効率化」はもちろん、長時間のデスクワークが原因とされる腰痛や肩こりなどの身体的な問題を予防し、”健康的な働き方”につながり、長期的な健康管理といった面でも効果的です。
下記記事ではオフィスチェアの定義についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
関連記事:『【業務効率UP 】オフィスチェアって何?定義や一般的なイスとの違いを解説!』
オフィスチェア購入前に決めておくべきことは?
ここからは、オフィスチェア購入前に決めておくべきポイントについて、
- 予算面
- デザイン面
- 機能面
の3つの観点で詳しく解説していきます!
1:まずは「予算・導入脚数」を決める(相場:2万円〜5万円)
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オフィスチェアを導入するといっても、当然予算には限りがあるわけですから、まずは「予算・導入脚数」を決めておきましょう。
オフィスチェアの相場は「2万円〜5万円/1脚」ほど。もちろん価格が高いほど機能性は高くなりがちですが、単純に「高いものを選べばいい」というものでもありませんし、会社の予算や導入規模に合わせて適切なオフィスチェアを選ぶべきです。
そのためまずは導入時の予算と導入脚数をベースに、
- 高いけど、本当にこの機能が必要?
- もっとコスパのいいモデルはないかな?
などの費用対効果をもとに椅子を選ぶようにしましょう。
以下記事では「オフィスチェアの価格と機能性の関係」について詳しく解説していますので、導入前にはこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『【価格別】イスは値段で何が変わる?オフィスチェアの「標準仕様」を解説!』
2:次に「オフィスに合うデザインか?」を考える
個人の好みに合わせて選ぶのは大切ですが、オフィス環境への導入を考える場合には「オフィスの雰囲気に合うか?」も見なければいけません。
ビジネスシーンでは「落ち着いた雰囲気&おしゃれ(デザイン性)」で選ぶのが重要なため、機能性を損なわない範囲で、クールで控えめなデザインを探すこともポイントになります。
具体的には、以下のような点に注目しましょう。
①:落ち着いた色合いのものを選ぶ
派手な原色よりも「ダークグレー」「ブラック」「ネイビー」など落ち着いた色合いを選ぶと良いでしょう。
②:シンプルな形状のものを選ぶ
極端に凹凸のあるデザインよりも、シンプルでスマートなラインを持つものを選ぶことを推奨しています。
③:生地は“光沢の少ないもの”を選ぶ(推奨:布生地)
レザーなどの光沢のある素材よりも、オフィスの雰囲気に合わせたマットな質感の素材(布生地など)を選ぶと良いでしょう。
椅子の見栄えは、素材や生地(張地)で大きく変わりますので、素材選びに迷ったら下記記事もあわせてご覧ください。
関連記事:『【通気性or肌触り?】オフィスチェアで重視すべき「素材・生地」の話(メーカー解説)』
3:最後に「機能面」をチェック(生産性向上に効果的)
オフィス導入するのであれば、社員の生産性を高めるためにも長時間のデスクワークを快適に過ごすための機能も必要ですね。具体的には以下の通り。
①:ランバーサポート・ヘッドレストなどの有無
腰痛予防や首・肩の疲労軽減に大きく貢献するのが、ランバーサポートとヘッドレストです。ランバーサポートは腰部を適切に支えて自然な姿勢維持をサポートし、ヘッドレストは頭部と首をしっかり支えてくれます。
これらの機能が揃っていると、座り心地が格段に向上し、結果的に長時間のオフィスワークにおける快適性と生産性の向上につながります。
②:アームレストの調整機能
次に注目したいのが、アームレストの調整機能。適切な高さと角度に設定できるアームレストは、肘部を効果的にサポートし、上半身への負担を軽減します。
これにより、キーボードやマウス操作時の腕の安定性が増すことで、より腕元が疲れづらくなります。
③:体格に合わせたカスタマイズ機能
”機能”とは若干異なりますが、特に重要なのが、昇降機能や座面の前後調整機能などの様々な調整機能です。なぜなら体格や身長差、楽な姿勢は社員一人ひとり異なるからです。
例えば、背もたれの高さや角度、座面の深さなどを最適な位置に設定できるように様々な調整機能がついているか?を検討しましょう。
下記記事では「オフィスチェアに求める機能」について詳しく解説していますのでこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『【買替え必見!】オフィスチェアに求める『機能』を専門家が解説!』