そもそもオフィスチェアとは?
オフィスにおいて主に用いられるチェアには、事務作業のために使用する執務用チェア(タスクチェア)、会議・打ち合わせのために使用するミーティングチェア、応接用として使用するソファなど大きく分けて3種類があります。
一般的にオフィスチェアといわれる物はタスクチェアや回転イスなどのことをさし、事務用で利用されている椅子のことをオフィスチェアと認識されております。
オフィスチェアは、執務作業中のユーザーにとって 「長時間のデスクワークに適した椅子」 であり、ユーザーの姿勢を正しく保つために多くの機能が備わっており、耐久性のある素材をもとに長時間座っても疲れにくいよう工夫されているといった、「快適性と体のサポート」を重視して設計されております。
オフィスチェアの導入は 「業務効率化」 はもちろん、長時間のデスクワークが原因とされる腰痛や肩こりなどの身体的な問題を予防し、 ”健康的な働き方” につながり、長期的な健康管理といった面でも効果的です。
関連記事:『【業務効率UP 】オフィスチェアって何?定義や一般的なイスとの違いを解説!』
オフィスチェアの種類は大きく分けて4つ!
オフィスチェア(タスクチェア) |
マネージャーチェア |
メッシュタイプ |
ゲーミングチェア |
一般的にオフィスチェアといわれる物はタスクチェアや回転イスのことをさし、事務で利用される椅子のことをオフィスチェアと認識されています。
もちろん、オフィスチェアといっても種類は様々で価格や用途に合わせて選ぶことによって、普段の執務作業での疲労が少なくなり、集中して仕事ができるようなります。
執務作業で肩こりや腰痛などでお悩みの方は是非執務作業に合ったオフィスチェアを選んでください。
参考:【価格別】イスは値段で何が変わる?オフィスチェアの「標準仕様」を解説!
オフィスチェアの座面の高さと正しい姿勢について
- 座面の奥まで深く腰掛ける。
- 骨盤上部をしっかり背もたれにつける。
- 踵は床につける。
- 太腿の上部を水平にして、ひざ下は床と直角に。
- 座面の高さの目安は身長×1/4
- デスク高さの目安は=座面高+差尺(身長×1/6)
日本人の平均的な座面高さ寸法は、38~41cm程度(JIS S 1032)が基準となっています。
オフィスチェアの高さは作業姿勢と深い関連をもち、不適切な高さでの作業は健康に障害をもたらす原因になります。
チェアの高さは、デスクの高さ、キーボード、ディスプレイの位置との関係に配慮する必要があります。
人それぞれ身長、体重、体格、姿勢などが違うため、それぞれに合わせて、椅子の高さを設定することが必要であり、調整できる機能が必須項目になります。
オフィスチェアの上下昇降機能
日本人の平均的な座面高さ寸法は、38~41cm程度(JIS S 1032)が基準となっています。しかし、人それぞれに身長、体重、体格、姿勢などが違うため、座面の高さ調整できる機能は必須項目です。一般的な椅子の場合昇降機能が無い場合や手動の場合が多く一度高さを設定してから変更することがありませんが、オフィスチェアの場合 「ガス上下昇降機能」が付いており、スムーズに素早く椅子の座面の高さを調整することができます。
オフィスチェアのリクライニング機能
背もたれの位置を好きな角度でレバー調整できることをリクライニング機能といい、リクライニングできる角度は椅子の機種によって大きく異なります。
普段から後傾姿勢で作業をしている場合は、リクライニング機能が付いた物を選択すると作業中の姿勢に負担が少なくなります。
その他にも、背もたれの位置を深く調整し仮眠やちょっとした休憩をとることもできます。
オフィスチェアのロッキング機能と種類
背ロッキング 背もたれに体重を掛けることによって背もたれがロッキングする機構 |
座背一体ロッキング 背もたれに体重をかけると、背座が一体でロッキングする機構 |
シンクロロッキング 背もたれの動きに連動して座面が動く構造 |
ニーチルドロッキング 背もたれに体重をかけると、前方方向で背座が一体でロッキングする機構 |
オートバランスロッキング 体重に合わせて、座面を持ち上げながら倒れる体重感知式背座連動構造 |
背もたれの角度や座面の角度がゆらゆらと、揺れる機能をロッキングといい、椅子の機種によってはロッキングの強度を調整できたり、お好みの角度に固定できるものがあります。
その他にも、ニーチルドロッキングやシンクロロッキング機能が付いていると大腿部への負荷が少なく執務作業での負担が少なくなります。
その他に、オートバランスロッキングは体重に合わせてロッキングの強さが変わるのでフリーアドレスなど様々な人が使用する場所に適しております。
オフィスチェアの背もたれ・ランバーサポート
お好みの位置に上下78mmで調整が可能 |
お好みの位置に上下30mmで調整が可能、背部メッシュのテンション調整が可能 |
体格に合わせて任意の位置に調整が可能 |
オフィスチェアで一番重要な部分は背もたれ部分のランバーサポートになります。
背骨のSラインに合わせて腰部分を支える事で、執務作業中の、疲労軽減の効果が期待できます。姿勢や体格に合わせて調整ができるタイプをお選びいただくと、より執務作業の効率が上がります。
オフィスチェアのヘッドレスト
高さ調整機能 |
角度調整機能 |
頭の重さは体重の約10%と言われており、体重50kgの方であれば約5kg、60kgの方であれば約6kgになります。
プログラマーやエンジニア・デザイナー、オペレーターなど大きなモニターを使用する職種の場合は、上を向いた状態で作業を続けると首や肩に重量がかかるため肩こりが起こります。
頭を支えてくれるヘッドレストがある椅子の場合、肩こりや首にかかる重量を軽減してくれるため作業効率のアップにも繋がります。
普段、前傾姿勢で作業しておりヘッドレストをあまり使用しない方でも、休憩時間などにヘッドレストに頭を預けて、休息したり仮眠したりできます。
オフィスチェアのアームレストの種類と機能
オフィスチェアの肘の種類
T型肘(可動無) |
T型肘(可動有) |
ループ肘 |
マネージャーチェアの肘の種類
樹脂肘 |
クッション付 |
アルミダイキャスト |
可動タイプのアームレスト
上下昇降 上下に高さ調整ができ任意の位置で固定できる機能 |
前後可動 前後に調整できる機能 |
左右スライド機能 左右に可動し、座面から肘かけまでの距離を調整できる機能 |
角度調整機能 角度を内側、外側に可動する機能 |
跳ね上げ 後ろ側に跳ね上げることができる機能 |
オフィスチェアによって後付けできる物から初めから付いている物など様々なタイプの肘があります。
アームレストに腕を置くことで、肩への負担や疲労を軽減し、事務作業やPC作業をサポートする効果があります。
ただし、高さによっては肘かけが引っかかってデスクに椅子が収納できないケースもあるので、目的に応じて肘かけの有無や跳ね上げ式アームレストを選ぶと良いでしょう。
フットレスト機能
フットレストは足置きのことをいいます。足を伸ばせるため、むくみの予防や解消につながります。ちょっとした休憩やゲームをプレイする際にリラックスした姿勢をとることができます。フットレストは必要のないときは収納が可能で、スライドでお好きな位置に調整できます。
ハンガー・フック
ハンガー |
ハンガーとフック |
オフィスチェアの背面に標準装備されたハンガーとフックは、ジャケットなどの服や小物がかけれます。上着のシワや型崩れを予防し、衣類や小物の落下や汚れの心配をなくしてくれます。
どれくらいの価格帯にどんな機能が付いてる?
低価格帯であっても「シートの高さ調整」「リクライニング・ロッキング」「回転・キャスター」など、必要な基本機能は備えていることが多いですが、「ランバーサポート」「アームレスト調整」「通気性の高い素材」など、より高品質・高機能なオフィスチェアを求める場合は高価格帯製品も検討しましょう。
参考:【価格別】イスは値段で何が変わる?オフィスチェアの「標準仕様」を解説!
価格と快適性を備えたチェア1万円~2万円
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快適性と実用性を兼ね備えた2万円~3万円
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機能性と快適性を兼ね備えたチェア3万円~4万円
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機能性と快適性を兼ね備えたチェア4万円~5万円