そもそもオフィスチェアとは?
オフィスにおいて主に用いられるチェアには、事務作業のために使用する執務用チェア(タスクチェア)、会議・打ち合わせのために使用するミーティングチェア、応接用として使用するソファなど大きく分けて3種類があります。
一般的にオフィスチェアといわれる物はタスクチェアや回転イスなどのことをさし、事務用で利用されている椅子のことをオフィスチェアと認識されております。
オフィスチェアは、執務作業中のユーザーにとって 「長時間のデスクワークに適した椅子」 であり、ユーザーの姿勢を正しく保つために多くの機能が備わっており、耐久性のある素材をもとに長時間座っても疲れにくいよう工夫されているといった、「快適性と体のサポート」を重視して設計されております。
オフィスチェアの導入は 「業務効率化」 はもちろん、長時間のデスクワークが原因とされる腰痛や肩こりなどの身体的な問題を予防し、 ”健康的な働き方” につながり、長期的な健康管理といった面でも効果的です。
関連記事:『【業務効率UP 】オフィスチェアって何?定義や一般的なイスとの違いを解説!』
値段・価格によって何が変わるの?
一口にオフィスチェアといっても、価格帯は”ピンキリ”ですので、実際にどれくらいの価格帯を選べばいいのか?が分かりづらいですよね。高価すぎても導入しづらいですし、低価格すぎると業務効率に影響が出そう…などなど。
ここからはオフィスチェアの価格帯別に、どんな機能が付いていて、どのような場面で導入すべきか、について詳しく解説していきます!
関連記事:オフィスチェアの種類には何がある?用途に合わせた『椅子の選び方』を解説!
低価格(1〜2万円)の椅子に求める機能・性能
1万円未満など低価格帯の製品は、椅子としての基本性能に限られることが多いですが、「会議用など短時間の使用目的」であれば十分です。
2万円ほどになると長時間のデスクワークを想定した製品になります。いくつかの調整機能を持ち、快適性を重視した設計で執務用のオフィスチェアに適しています。
もちろん低価格帯とはいえ、オフィスチェアに求められる基本的な機能は備えている場合が多いです。
【主な機能】
- 高さ調整機能
- 回転・キャスター機能
以下で機能を詳しく見ていきましょう!
高さ調整機能 |
回転・キャスター機能 |
座面の高さを調整する機能です。 適切な高さに調整することで足が床につき、膝が90度の角度で曲がる「正しい姿勢」を保つことができるため、長時間のデスクワークにおける腰や肩への負担を軽減し、疲労を防ぐ効果があります。 |
座ったまま方向転換ができたり、移動が簡単になるなど、座った状態での動作をサポートする機能です。業務効率化という点では、立ち上がって移動する必要がなくなり、気軽なコミュニケーションに繋がるなどの効果があります。 |
”3万円以上”の椅子に付いている機能・性能
3万円以上の椅子になると、より様々な”調整機能”が付いていたりします。
ロッキング機能がより高機能になり細かい調整などができるようになります。
その他に肘付きやヘッドレストといったオプションが付くようになります。
1日の大半をデスクで過ごすような、「デスクワーカー向け」でスタンダードなタイプになります。
【主な機能】
- リクライニング・ロッキング機能
- ランバーサポート機能
- アームレスト機能
- 通気性の高い素材
詳しい機能・性能についても解説しています!
リクライニング・ロッキング機能 |
ランバーサポート機能 |
背もたれの角度を調整することで、ユーザーにとって快適な姿勢を維持するための機能です。腰への負担を軽減し、長時間のデスクワークにおいて疲労を感じにくくなる効果があります。 |
「ランバーサポート」とは背もたれ部分に設定された、背中や腰をサポートする部分のことを指します。 腰椎が自然なS字形を保ちやすくすることで姿勢を正しく保つのを助け、腰痛のリスクを低減する機能です。ユーザーの体型や好みに合わせた最適な設定ができます。 |
アームレスト(肘かけ)機能 |
通気性の高い素材 |
「アームレスト」とは肘かけ部分を指します。高さや角度などユーザーにとって自然かつ快適な位置に調整することで腕や肩の疲労を防ぐ機能です。また、材質にもこだわりが見られ、適度な弾力性を持つものが使用されています。 | 体温や汗によって蒸れやすくなる背中や腰回りの生地にメッシュ素材などを採用することによって通気性の良い快適なデスクワークを実現することができます。 |
高級感のある素材 |
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アルミダイキャスト製の脚や肘、張地には本革レザーやPCVレザーを採用することによって高級感のある空間を演出することができます。役員室、社長室以外にも応接スペースや会議室でご使用いただけます。 |
それぞれの機能・性能については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
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【予算別】”業務効率化”に最適なオフィスチェア!
価格と快適性を備えたチェア1万円~2万円
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快適性と実用性を兼ね備えた2万円~3万円
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機能性と快適性を兼ね備えたチェア3万円~4万円
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機能性と快適性を兼ね備えたチェア4万円~5万円