弊社はオフィス家具の販売店として、これまでオフィスチェアの開発・販売をしてきました。
その中でもお客様からよくいただくのが、
「オフィスチェアって、いつ・何を基準に買い替えをしたらよいですか?」というご質問です。
そこで今回は、オフィスチェア購入前のお客様からよくあるご質問の3点についてご説明していきます。
よくある3つのお問い合わせ
- オフィスチェアってどのタイミングで購入すべきですか?
- 椅子を購入する前に決めておくことはある?
- 試座は必要ですか?
これらのよくあるご質問に詳しく回答していきますので、オフィスチェアの購入・買い替えをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
よくある質問1:購入(買い替え)のタイミングっていつ?
オフィスチェア購入・買い替えのタイミングは大きく以下の3通りになります。
①:製品保証期間が経過していないか?
まずは具体的な「期間・寿命」という観点から。
日本オフィス家具協会(JOIFA)に加盟している場合、椅子の「標準使用期間」は8年とされています。
該当製品は【JOIFA番号、製造年、JOIFA標準使用期間】の3つを示したラベルがあり、製品の製造年より8年間が商品の標準使用期間になります。
※1日8時間程度の使用を標準として。
まずは、この標準使用期間が過ぎていないかを確認し、過ぎているようであれば安全面から考えて新しい椅子を買い替えることをおすすめいたします。
その他に、JOIFAに加盟している場合でも、会社独自に家具の標準使用期間を設定していることもありますので、取扱説明書などに記載されている期間を参考にしてください。
出典:『オフィス家具「JOIFA標準使用期間」に関する規程』
また、「標準使用期間」以外にも「保証期間」があります。JOIFA 会員が製造販売する製品には保証期間があり、期間中は無償で修理をしてくれます。
部位別に
- 外観・表面仕上げ … 1年(塗装・変色・レザー・クロスの摩耗)
- 機構部・可動部 … 2年(引き出し・スライド機構、扉の開閉、錠前、昇降機構等の故障)
- 構造体 … 3年(強度・構造体に係る破損)
注)上記の保証期間は、一般のオフィスにおいて、通常の執務状態(1日8時間程度)で使用した場合を想定して定めたもので、24時間、年中無休での業務や、これに準ずる過酷な使われ方をする所(消防・警察・鉄道・各業種の監視室・警備室・新聞社・TV 局・学生寮・病院等)での保証期間ではない。
この保証期間を過ぎると椅子が故障した場合は新しく購入する必要もあり、椅子が破損した場合すぐに座る椅子が無く仕事をすることができないなどの不具合が発生するので、保証期間を過ぎていない場合でも椅子を買い替えるタイミングとして考えてみてください。
②:従業員から「椅子を変えたい」と意見をもらった
特にデスクワーク中心の企業様は、従業員の「身体の不調」を買い替えタイミングとされるケースも多くあります。
オフィスチェアが身体に合っていないと、正しい姿勢を保てず、長時間のデスクワークが身体に負担をかけることにもなります。特に、パソコン作業が多い従業員の場合はアームレスト付の椅子にする事でタイピング作業時に腕をアシストしてくれ仕事での疲労も少なくなります。
その他に、「従業員数が増えるタイミングで、今までより良い椅子が欲しい!」というタイミングで椅子の買い替えを検討される方もいらっしゃいます。
また実際に「姿勢の悪さが“生産性低下”に影響する」というデータも出ており、弊社でも「会社全体の生産性を高めるために、オフィスチェアを一新したい」というご相談をいただきます。
出典:『オフィスワーカーの約8割が「姿勢の悪さ」を自覚!デスクワークの姿勢が不調感や生産性低下に影響!』
③:オフィスを新設・リニューアル・リフォームする
弊社のお客様でも最も多いのが「オフィスのリニューアルに合わせて、オフィス家具を一新したい」というケース。
特にベンチャー企業や設計事務所などの、“社内デザイン”にこだわりのある企業様からは、「オフィスに合うおしゃれなオフィスチェアを導入したい」とよくご相談いただきます。
社員の働きやすさや生産性を向上させるために、機能が充実したオフィスチェアや、一新したオフィスのデザインやレイアウトに合わせてチェアを選ぶことで社員のモチベーション向上や働きやすさ向上にも繋がります。
よくある質問2:購入前に決めておくことは?
まずは「脚数・予算」を決める!
当然「会社での購入」であれば、稟議を通して予算を決めなければいけないわけですから、購入前には要件まとめが不可欠です。
そのためオフィスチェア購入を検討する際には、まず「脚数・予算」の2点を決定しましょう。
そもそもオフィスチェアの価格は、機能やデザインによって高価な物もあれば、安価な物まで様々な価格があります。
「予算」と「どこに」「いくつ」必要かが決まれば、自ずと求める機能や選択できる価格帯・デザインが絞られます。むやみに安価な製品を一括購入する前に、まずはどれくらいの予算で何脚購入したいか?を決めるようにしましょう。
以下記事では、予算感の決定はもちろん、「デザインの決め方」「必須機能のチェック方法」など、オフィスチェア選びのポイントを詳しくまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事:『購入前にチェック!オフィスチェア選びで見るべき「3つ」のポイントとは?』
よくある質問3:「テスト導入・試座」は必要ですか?
正直、安価な椅子と高級な椅子の違いは座ってみないと全く分かりません。
予算を決めるにあたって、高級な椅子をいくら「執務作業での負担を減らしてくれる」といっても実際に体感して頂かないとただ〇〇の機能が良いというだけでうまく説明できるはずがありません。
実際に座っていただき座り心地などを実感していただければ、説得する材料が増えます。そして、可能であればテスト導入すると良いでしょう。
というのも、オフィスチェアの多くは日本人の標準体型に基づいて設計されています。そのため小柄な人や身長の高い人など様々な人の体形に100%合う椅子は存在しません。
そのため、自分の身体にフィットするかどうかは実際に座ってみないことには分かりません。
関連記事:【高身長向け】ゲーミングチェアを選ぶ“基準”は?見るべきポイント・製品事例を紹介!
また、大量導入するのに従業員一人ひとりに試座してもらうのも大変ですので、まずは数脚導入してみて、自社のオフィスとマッチしているか?
空間の雰囲気も確認すると良いでしょう。
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