そもそもゲーミングチェアとは?
ゲーミングチェアとは、プロゲーマーが長時間ゲームをしても疲れにくいように、人間工学に基づいて作られた「快適性・機能性」にこだわった椅子のことです。
ここでいう”人間工学に基づく”とは、正しい姿勢を長時間維持できるよう設計された座面・背もたれや、コントローラーの操作性を向上させる調節可能なアームレスト、そして頭と腰をサポートするヘッドレストとランバーサポートなどの機能です。
さらに180度近くリクライニングできる機能により、休憩や仮眠も取りやすくなっています。
ゲーミングチェアは「高身長向き」って本当?
一般的に販売されているゲーミングチェアの座面の高さは42cm~だったり、46cm~など様々な座面の高さの物が販売されております。
弊社で販売している「フリーダムチェア」は開発当初から一般的に販売されているゲーミングチェアの多くが高身長の方向けに販売されているのを着目し、あえて低身長の方にも利用しやすい座面の高さに設定して販売しました。
その後、「高身長バージョンも販売してほしい」というお声で現在では高身長バージョンと低身長バージョンのゲーミングチェアを販売するに至ります。
日本人の平均的身長と正しい姿勢
執務作業での正しい姿勢は以下の通りです。
- 座面の奥まで深く腰掛ける。
- 骨盤上部をしっかり背もたれにつける。
- 踵は床につける。
- 太腿の上部を水平にして、ひざ下は床と直角に。
- 座面の高さの目安は身長×1/4
- デスク高さの目安は=座面高+差尺(身長×1/6)
日本人の平均的な座高の日本人の平均的な座面高さ寸法は、38~41cm程度(JIS S 1032)が基準となっております。デスクとの差尺はおおよそ1/3程度とされ、約30㎝程度であることからデスクの高さは70㎝前後となります。
このことから日本で販売される椅子の座面の高さは38~41㎝の間で調整できる椅子が多い。
高身長(180cm以上)向けの“ゆとり”のあるデザインも!
たとえば「シリンダーのストロークが大きい物」を採用したモデルや、背もたれと座面にゆとりを持たせたワイドデザインの製品も増えており、身長180cmを超える方でも窮屈さを感じることなく、リラックスした状態でゲームを楽しめるようになっているものもあります。
このように、これまでは「高身長の方には若干使いづらい」と言われていたゲーミングチェア以外にも、最近では身長差にかかわらず誰でも利用できるチェアが展開されています。
【高身長向け】ゲーミングチェアを選ぶ“基準”は?
とはいえ高身長の方は必ず「高身長モデル」を選ばなければいけないわけではありませんし、高身長モデルであっても、購入前にチェックしておくべきポイントがいくつかあります。
ここからは高身長の方がゲーミングチェアを選ぶ基準・見るべきポイントについて詳しく解説していきます!
①:自分に合った「座面高」かをチェック!(「身長 × 0.25」で計算)
まずは「座面高(床から座面までの距離)」に注目しましょう。適切な高さは「自身の身長(cm) × 0.25」をし、そこに2〜3cmほどゆとりを持たせた数値が座面高の目安となります。
高身長の方がゲーミングチェア選びで失敗するポイントがこの「座面高」にゆとりがなく、脚を曲げなければいけない…といったケースがほとんど。
身長180cm以上の方が椅子を選ぶ際には、この“座面高のゆとり”に着目して選ぶようにしましょう。
②:座幅・背もたれに“ゆとり”があるかを見る
座面と背もたれのゆとりです。
体格の大きな方でも窮屈さを感じることなく、リラックスして座れるよう、十分な幅を持った設計のモデルを選びましょう。ワイドな座面や背もたれは、長時間の使用でも疲労を軽減し、快適なゲーミング環境を提供してくれます。
一般的なチェアの座幅は40~45 cm程度ですが、そこから若干ゆとりをもたせた座幅や背幅45〜50cmのものを選ぶのがベストです。
③:ヘッドレストなどの「調整機能が自由に動くか?」もチェック!
高身長の方に限った話ではありませんが、可動ヘッドレストや4D調整アームレスト(上下左右調整)など、自分の体格に合わせて細かくフィッティングできる機能がついているか?もチェックするようにしましょう。
長時間の作業用でゲーミングチェアを利用する場合、疲れにくい設計になっているとはいえ、姿勢を変えることは不可欠。
変えた姿勢に応じて椅子のパーツが動いてくれることで、無理なく作業を続けることができます。
より快適な作業のための「理想の差尺」について
厚生労働所より「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が示されており、パソコンでの作業における適した姿勢が参考になります。また、近年ではノートパソコンでの使用増加により「ノートパソコンの利用ガイドライン」も参照すると良いでしょう。
パソコン・モニター作業における「身長と座高の目安」は以下の通り。
「PC・モニター作業(目線が正面)」の場合
身長 | 座高 | デスクの高さ |
130cm | 約33cm | 約54cm |
140cm | 約35cm | 約58cm |
150cm | 約38cm | 約63cm |
160cm | 約40cm | 約67cm |
170cm | 約43cm | 約71cm |
180cm | 約45cm | 約75cm |
190cm | 約48cm | 約79cm |
近年は「オフィスチェア」として導入する事例も!
ソロワークスペース |
オフィス |
ゲーミングチェアの「長時間のデスク作業に特化した椅子」という特徴から、近年では”業務効率化”に向けてゲーミングチェアをオフィスチェアとして導入されるケースも増えてきています。
とはいえオフィスや自宅の作業スペースに置くのであれば、こだわりたいのは「仕事場に置いても遜色ない”デザイン性”」ですよね。
下記記事では「オフィス用ゲーミングチェア」について、デザインや導入事例まで詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『ゲーミングチェアをオフィスに!統一感あるおしゃれなデスクチェアをご紹介!』
オフィスにも採用しやすいゲーミングチェア
「おしゃれ×体格に合う」ゲーミングチェア選びを
本記事でも紹介した通り、昨今のゲーミングチェアは様々な調整機能を持ち、長身の方に限らず様々な体格のニーズに応えた製品が次々と登場しています。
当社では機能性に優れたゲーミングチェアを落ち着いたデザインで展開し、オフィスチェアとしてのゲーミングチェアをご提案していますので、
- 身長の都合でゲーミングチェア選びを諦めていた
- 仕事使いできる”デザイン性”の高いものを探している
上記のようにお考えの方は、ぜひ当社の商品ラインナップをご覧ください。
関連ページ:『長時間座っても疲れにくい!ファブリックゲーミングチェア』