コレクション: 3Dモールドウレタンシリーズ

人間工学に基づいて開発

人体形状測定より導き出した座面形状(モールドウレタン)が体圧を分散する座った姿勢では、体重の約85%をお尻で支えており、座面の形状やクッション性は座り心地に大きく影響します。

岐阜県生活技術研究所では男女62名の人体形状を座った姿勢で測定し、様々な体型の人が違和感なく座ることのできる形状を提案しました。その形状をもとにモールドウレタンで成形した3D座面を共同開発し、オフィスチェアに採用しました。

研究データ

 

開発人体形状装置

人間は椅子に座ったとき、体重の約85%を座面で支えています。

そのためお尻の骨の部分に圧力が集中しお尻に痛みや不快感を感じます。痛みを回避するため姿勢が崩れ、身体の他の部分に負担がかかります。

椅子の座面の形状をお尻の形状に合わせることで、圧力が分散し、お尻の痛みや不快感が軽減します。お尻の形状も老若男女様々で、そもそも着座時のお尻の測定が困難です。

人体形状測定装置の開発で容易に測定可能となり、被験者62名(男性45名、女性17名)・測定条件6条件(自然着座・後傾姿勢・前傾姿勢・左傾斜姿勢・右傾斜姿勢・アップライト姿勢)62名×6姿勢=372個の形状データを分析した結果、体格差や姿勢変化を考慮し、開発した3D座面を採用しました。

アンケート調査

比較①
比較② 比較③
提案形状

体圧分布

従来の体圧分布

提案形状の体圧分布

FST-88の体圧分布比較例です。色が赤く濃いほど圧力がかかっています。(個人差があります)

体圧分散する座面

様々なデータにより開発されたモールドウレタン形状の座面。